東京都町田市議会議員 | 岩瀬和子

いわせ和子ブログ

能ケ谷戦没者慰霊祭

2025年10月5日

町田市議会議員 (⋈◍>◡<◍)。✧♡ 岩瀬和子です。(^^♪♡

 今年は、あの厳しく大きな大戦から80年となりました。
 全国の戦列者は、軍人・軍属230万人、民間人80万人といわれております。
 全国の村々で、町で応召された兵隊さんは海外へ送り出され、兵站の途切れた戦場で、肌えや病で、次々と命が潰えました。
 大正時代と昭和の初めに自然豊かなこの能ヶ谷の地で生まれ、夏は川遊び、冬は野山で小鳥たちと戯れた皆さんは、昭和6年に始まった満州事変から志那事変、大東亜戦争の 14 年の間に、能ヶ谷神社で武運長久を祈り、出征し、遠く南方の島々で、ニューギニヤで、フイリピン・ビルマの密林で、南太平洋の海で、中国大陸で、極寒のシベリヤで、生まれ育った故郷、能ヶ谷を思い、尊い命を国の為に捧げられました。
 能ヶ谷の小さな100戸あまりの村から、実に99名の若者が戦地に赴き、32名の方々が英霊となられ、再び、生まれ育った能ヶ谷の地を踏むことがかないませんでした。
 将来ある希望に満ちた皆さんは若くして人生の夢を閉ざされました。
 その無念を少しでも鎮めたく、本日の慰霊祭を執り行わせていただきました。
 大切なことがあります。この慰霊碑は、80年前にこの小さな村から出征した若者たちの3割の方々が戦残し、人生の夢を閉ざされた事実を伝える大切な記念碑であり、また、戦争を経験しない国民が大半となった現在、戦争の悲劇を伝え、平和を希求する「語りべ」たる平和の記念碑です。
 この平和の礎に眠る皆さんの鎮魂と平和を祈念し、拝礼いたします。
  令和7年10月5日           能ヶ谷戦歿者遺族・参列者一同 

                   (趣意文を引用させていただきました)

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